■異能人材争奪戦の激化
現在あらゆる産業がDX、XaaSモデルへの転換を加速しつつあり、転職市場でかつて機能していた業種の概念はことごとく過去のものとなっています。自動車メーカーから、MaaS(Mobility as a Service)への転換をはかる自動車産業を筆頭に、FinTech、不動産Tech、EdTechなどあらゆる産業がサービス化し、 自社にない異能人材を争奪しあう“異業種間人材争奪戦”が過熱しています。 こうした背景から、新規事業開発・事業企画の募集や、 これまで社内になかったカスタマー・サクセスなど新たな職種の募集も見られるようになりました。 CTOやデータサイエンティスト、法務知財関連職種など、 中長期の企業価値を高める高度専門人材を求める“ピンポイント採用”も増加傾向です。 今後企業はこれまでの業種や企業規模の概念を超えた、想定外の採用競合と争奪戦を 繰り広げることが増えることが予想されます。
出典:リクルートキャリア「リクルートエージェントの転職決定者数の分析」