オンラインor オフライン!? 学生への選択肢を与えることが大切!
株式会社学情は9月15日、新型コロナの影響で「内定式」などの実施形式が模索されている状況を受け、企業の採用担当者334人を対象に実施した、2021年卒採用の「内定式」「入社式」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表しました。
それによると、内定式の実施形式は「オンラインで実施」が最多で34.1%。次いで「規模を縮小して、リアル(実際に内定者に来てもらう形式)で実施」20.7%と続いており、「例年と同規模で、リアルで実施」と「規模を縮小して、リアルで実施」を合わせると、30.6%の企業は「実際に内定者に来てもらう形式」での実施を予定していることが分かりました。「実際に内定者に来てもらう形式」で実施を予定している企業からも、「新型コロナの感染状況を見て、変更する可能性もある」、「リアルでの実施を予定しているが、念のためオンラインの準備も進めている」などの声が寄せられていたとのことです。
出典元:学情
また内定式を終え、今後は内定者研修や内定者フォローに各企業は時間を割いていくことになります。ただ、内定式と同様にコロナ禍における集合型研修や懇親会などリスクを伴う採用活動に関して、学生側と企業側の意見が以下になります。
出典:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ
以下は、
実際の学生からの声になります。
- オンライン形式にて開催。内定者と人事担当者、今年入社した新入社員が参加。内容は、全員の自己紹介と親睦 を深めるためのリモートゲーム大会、今後の連絡のための LINE グループの作成。 <IT・情報/6 月下旬>
- 事務系総合職のみで WEB 内定者懇談会が実施された。自己紹介をし、グループに分かれてクイズ大会等が行われた。 <製造/6 月中旬>
- 内々定者交流会。社員との交流も含め、WEB 上でのオンライン飲み会だった。<コンサルティング/6 月上旬>
- WEB での内定者座談会が、2 時間ほど、4 人グループを何回か作って行われた。 <金融/6 月下旬>
- 東海地区のみ、少人数の内定者懇親会。本社の紹介ビデオを観たり、現場社員に話を聞いたり、今後のスケジュ ールの説明を受けたりした。 <製造/7 月中旬>
出典:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ
具体的なフォローの内容として最も多いのは「現場社員との面談」で過半数(52.2%)。「人事担当者との面談」(42.5%)、「社内や施設などの見学会」(39.8%)が 続いています。5番手ながらも、前年よりポイントを大きく下げているのは「食事会などの懇親会」(-23.8%)
コロナ禍でも学生は現場社員とのリアルな交流を求めいることが読み取れます。その為、全てをWEBで完結するのではなく、学生に選択しを与えることでWEBorリアルをバランスよく対応していくことが大切になってきます。