評価する側もされる側も不安の声…
働き方改革や新型コロナウイルス感染対策で注目されているリモートワーク。数多くの企業で導入されていますが、課題も多く、下記のような人事評価に関する悩み・不満の声を耳にすることがあります。「一人一人の評価や実績、スキルが把握できていない」「社内のコミュニケーションが希薄になりがちで、評価がしにくい」また、転職活動を意識している20代の約半数(49.0 %)は、テレワークで評価に不安があると回答しました。従来通りの評価制度で良いのか否か、変革が求められているのではないでしょうか。社員のモチベーション、定着率、組織の成長をも左右し得る評価制度について、本日は触れたいと思います。
約半数(49.0%)が、テレワークで「評価」に不安があると回答
[データ出典元] 株式会社学情 調査対象:[20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者(調査期間:2020年7月21日~2020年8月2日)
現在は「能力主義」が7割、今後は…「成果主義」を強化
現在の評価・報酬評価として「当てはまる」「どちらかというと当てはまる」を合わせた割合を見ると、最も多かった回答が「能力主義(個人の能力によって評価・処遇する)」で、72.8%を占めています。次いで「成果主義(仕事の成果によって評価・処遇する)」が65.8%です。今後の方向性としては、現状とは異なる結果が出ており、最も多いのが「成果主義」(83.7%)。現在は「職能資格制度」をベースに置いた能力主義の評価・制度を取る企業が多いですが、今後「成果主義」にシフトする方向性が予測されます。リモートワーク導入が進み、勤務態度が見えない中での評価は、「成果」に注目が集まることとなるでしょう。
現在/今後の主義方向性
[データ出典元]人事白書2020