リモートハラスメントとは
近年、在宅勤務などリモートワークが浸透しましたが、「リモハラ」（リモーとハラスメントの略）という新しいハラスメント生まれています。リモートハラスメントとは、リモートワーク中の起きるハラスメントのことを指します。対面で行う業務と異なる難しさがあり、無自覚のままハラスメントを行っていたなんてことも珍しくありません。あなたの会社では、知らず知らずのうちにリモハラが行われていた…そんな危険性はありませんか？
具体的には
例えば、業務上必要がないにもかかわらず「なんとなく」常時カメラをONにするよう指示することです。オンライン会議で、互いの顔を見ながらコミュニケーションを取った方がスムーズに進行するから、とカメラONを求めることは問題ないです。しかし、必要もなく休憩時間なども強要するのはリモハラに該当します。
また、ビデオ通話で性的に質問をしたりプライベートに言及することや、オンライン飲み会を強要することも問題です。仕事とプライベートの線引きがしにくく、相手の顔色が分かりにくいからこそ、相手のストレスになっていないか気に掛ける必要があります。
対策
カメラ機能の使い方や業務進捗の確認頻度などをルール化することをおすすめします。個人によって都度変えるのではなく、○○の時は原則カメラONに、就業前に日報を提出する、などリモートワーク時のルールを定めることが不平不満なくスムーズに進行できることでしょう。また、なるべく1対1の状況を作らずに、オープンチャンネル上でやり取りするようにすれば、乱暴な言いまわしになったり、プライベートな質問を交えることもなかなかできなくなります。
またテレワークの導入や時差出勤も、働き方の多様化の1つといえます。新型コロナウイルスの蔓延による影響を受け、多くの企業が体験しました今後も継続していくかは企業によって異なると思いますが、多様な働き方を考えるきっかけになったと言えるでしょう。
多様な働き方が拡大し、プライベートと仕事の両立がしやすくなれば、従業員のモチベーションにも大きく影響します。定着率アップ、事業拡大などに繋がるかもしれません。労働者の環境を整えることは、企業にとってもメリットを生みだします。今一度、多様な働き方について考え、取り組んでみてはいかがでしょうか。
